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フランス美術法の判例

 

 

美術品の贋作競売において錯誤による無効取消請求が認められる条件
要旨:贋物を真物であると間違えて購入した場合、売買の取消は契約法の錯誤の規定を根拠として請求するが、贋物美術品の売買取消請求訴訟では真物性について錯誤があったことを証明する必要がある。美術品及び蒐集品の詐欺的取引に関する1981年3月3日の政令第2条は、美術品の名前のすぐ後に歴史的時代、世紀、時期のレファレンスのみが記載されている場合には売主は買主に対してその作品が実際にその時代に製作されたものであることを保障するものとすると規定しているが、例えばオークションのカタログで骨董美術品の製作時代が記載されていても、その後に複製ありと記載がある場合には、その美術品全体がその時代に製作されたことを保証せず、その点について真物性の錯誤による売買の取消は認められない。